自動車整備士の中には、国土交通大臣指定の養成施設を経て資格を取得している人が数多くいます。この施設で所定の課程を修了すると、国土交通省が実施している国家試験である技能検定試験において、修了した課程に対応する区分の実技試験が免除され、学科試験に合格するだけで自動車整備士になる資格が得られます。
自動車整備士を養成するための施設には、一種の施設と二種の施設の2種類が存在しています。一種の施設は、自動車整備に関する実務経験が全くない人を対象に養成を行う施設で、主に自動車整備に関する学科が設置されている高校や自動車大学校、専門学校、職業能力開発校などがこれにあたります。最低修業年限は取得を目指す自動車整備士の種類に応じて1~3年となっています。
二種の施設は、自動車整備に関する実務経験のある人を対象に養成を行う施設で、各都道府県に設置されている自動車整備振興会が運営している技術講習所がこれにあたります。修業年限は資格の種類に応じて6ヶ月から1年6ヶ月となっており、一種の施設と比較すると短期間です。しかし、二種の施設に入るためには、修業期間中に技能検定試験の受験資格が得られる見込みになっていることが必要となっています。